断酒よりも前向きなソーバーキュリアスという考え方。
こんにちは、マクドナルドで新発売のチョコチュロスをむさぼる娘2人の横で記事を書いています。おるかです。
最近Twitterでソーバーキュリアスという言葉をよく目にします。
マリトッツォみたいに聞き馴染みがなくておいしい物なのかと思いましたが、「飲まない選択をする」ことがソーバーキュリアスとのこと。
断酒中であるわたしは、度肝を抜かれました。
わたしが断酒を始めたのは、飲酒量をコントロールできないからです。
飲みたいけど飲めないわたしの断酒道はどこかネガティブなイメージを持って始まりました。
しかし、ソーバーキュリアスは「あえて飲まない選択をすること」
言い方ひとつで前向きに感じるのはわたしだけでしょうか?
今回はこの新しい選択、ソーバーキュリアスについて書いていきます。
ソーバーキュリアスとは
コロナによるロックダウンや、健康意識の高まりから外国の若い世代でソーバーキュリアス(お酒を飲まない選択をすること)が流行し、精神的な豊かさの追求なども相まって実践する人が増えています。
下戸(お酒が飲めないひと)ではなく、飲めるけど飲まない選択をする人
普段からお酒を嗜んでいたひとも、ソーバーキュリアスを実践してみて、飲まない生活の素晴らしさを経験し自分のライフスタイルをソーバーキュリアスに変えた人も多いようです。素晴らしい!
飲みニケーションという時代
数年前では、飲みニケーションという言葉どおり、会社の上司などの飲みに付き合わされ、断れば最近の若者は…などと嫌味を言われるなどと耳にした事があると思います。
しかしコロナ渦中の今では飲食店の規制や自粛。また20代30代などのお酒離れも進んでいるようです。
ソーバーキュリアスな生活を目的にしなくとも、お酒との距離が少し離れましたね。
しかし、お酒好きは世の中たくさんです。以前のわたしもその1人でした。
↓ニッセイ基礎研究所のアンケート結果を見ると、お酒離れの勢いは想像以上です。↓
20歳代では『飲まない』層は男性51.4%、女性62.1%、このうち『飲めるけれど、ほとんど飲まない』層は男性28.6%(55.6%)、女性では24.7%(39.8%)である。このように『飲めるけれど、ほとんど飲まない』層は、若い年代で多い傾向がある。引用:ニッセイ基礎研究所
少しハナシが脱線しますが、タバコも一昔前では映画館や電車で吸えていたのですが、今では喫茶店でさえ禁煙の店も多くの喫煙者(わたしを含め)は形見の狭い思いをしていることでしょう。
時代が変わり、タバコは大人が嗜む格好いいものから、意志の弱い人が吸っている認識となりつつあります。
このようにお酒も世間からの見られ方が変わる時が近づいているのかもしれませんね。
Dry JanuaryとSober October
急に英語を放り込んでごめんなさい。でも紹介させて下さい!
これらの言葉は、お酒をやめて健康に目覚めてみませんか?という外国が国をあげて行なっているキャンペーンです。
Dry Januaryとは
Dry Januaryの日本訳は「乾いた1月」で2013年からイギリスのAlcohol concernというチャリティー団体が発表したキャンペーン。
内容はイギリスでも日本と同じようにクリスマスや忘年会などのイベントが12月に多く重なることで飲酒量も増えるため、その翌月である1月は肝臓を休ませよう。という取り組みです。
2022年、イギリスの会社が2085人の21歳以上を相手にアンケートを取った結果5人に1人(19%)がDry januaryに参加しているようです。多くの人が関心を寄せているのがわかりますね。
Sober Octoberとは
Sober Octoberの日本訳は「シラフの神無月」
2010年オーストラリアのNPO法人が10月は禁酒を掲げ、普段飲んでいたお酒代を癌や闘病生活を応援する団体へ寄付しようというもの。
この活動で2020年には参加者が60906人で寄付金額は5.5億円も集まったそうです。
調べていると、SoberOctoberから派生したのか、Dry Julyという活動も見つけました。
非営利団体が7月の飲酒を控えるよう人々に呼びかけ、設立以来20万人以上の参加者で
5000万豪ドル以上を調達し、オーストラリアとニュージランドの80を超えるガン支援組織を支援しているようです。
世界各地でこのような取り組みが行われているのはまったく知りませんでした…。
健康意識が高まっている
モノが溢れ、様々なものが充実し便利な世の中になった人々は、次のステージである精神面や健康面への意識が向上しているようで、ベジタリアンやビーガンなどと同じように、ソーバーキュリアスの認知も確実に広まっています。
自分を見つめ直す期間に
お酒を飲む人であれば、まずソーバーキュリアスを実践してみてはいかがでしょう?
いつもの友人との飲みの席で、一度だけ飲まずに過ごしてみる。
そして、どう感じるのか。何が変わるのか。
友人が飲んでいる姿を見ると飲みたくなる気持ちもわかります。
ですが、我慢して飲まなかった翌朝は二日酔いが無いどころか、気分がスッキリ。
そして飲みの席をふり返ると飲みに行くというより、会うのが目的だからお酒はいらないんじゃないか?
はたまた○○とはいつも同じ話をしているなあ。これからは飲みに行く回数を少し減らしてもいいかもしれない。と気付くことがあるかもしれません。
ソーバーキュリアスを続けていくうちに、たくさんの事に気付くことでしょう。
ソーバーキュリアスで得られること
こちらは、断酒のメリットを書いた記事を参考にして頂けると助かります。
本当に、たくさんのメリットと気付きがあります。
ずっと飲む選択をしてきた人は、ぜひ一度ソーバーキュリアスを実践してみてください。失うものは何もありませんよ!
ちょこっと話
男らしいイメージのアーティストグループEXILEの兄弟分である3代目J SOUL BROTHERSメンバーの、ZIPでおなじみ山下健二郎さんや、ボーカルの今市隆二さんも、3年ほど前からお酒は飲まなくなったとTV番組にてお話してました。
山下健二郎いいなぁ〜w
— ヤマ緒◇原稿して (@mayama_yamao) July 10, 2020
やっぱつぎはお酒飲まない人と結婚しよ
EXILEといえば酒豪の集まりで、EXILE×宝酒造×ローソンという異色のコラボでレモンサワーの開発まで手掛けていますが、現在のEXILE所属の人たちは、さすが積極的に野菜を摂ったり、お酒を控えたりと、時代の流れに敏感なようです。
まとめ
ソーバーキュリアスを調べてみたのは今日が初めてで、まだまだ知らないことだらけです。
断酒=我慢。闘い。という風に捉えていたので、ソーバーキュリアスを調べていくうちに「青天の霹靂」という言葉を人生で初めて使うほどにおどろきがありました。笑
わたしは、これから胸を張ってソーバーキュリアスを推していきたいと思います。
今日もご拝読ありがとうございました!
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